園の環境について environment

園の環境について environment

お部屋の環境について

豊かな遊び環境による学び

子供の主体性を大切にするために、鈴の音保育園の保育室には、年齢や発達段階に応じた多種多様なおもちゃや教材、保育士によるしかけを準備して、子供達が自由に選んで遊ぶことができる環境を整えています。

子供は、遊びを通して物事の道理を学びます。それは一方的に与えられるのではなく、それらを自ら選び取ってこそ、より豊かなものになります。鈴の音保育園の子供達は、自分でやりたいことを選び、時に仲間といっしょに、あるいはひとりでじっくりと、思い思いに遊びます。

おもちゃと教材

厳選されたおもちゃや教材の数々は、主に欧州特にドイツのおもちゃに造詣が深いおもちゃ屋さんである「木楽や」さんから、専門的なアドバイスのもとに導入しています。ヨーロッパの高品質・高センスな机上積木、定番の積木、ルールは簡単にも関わらず奥が深いゲーム類、子供の発達段階に沿った喜びを提供してくれるおもちゃなどさまざまです。そしてそれらのおもちゃを存分に活用できるよう職員もおもちゃの使用方法や活用について定期的に研修を行っております。さらに既存のおもちゃだけでなく、保育士が子供の興味や嗜好に合わせて手作りした教材や、ままごと遊びに欠かせないキッチン類、さまざまなごっこ遊びを可能にするコスチュームや大小道具など、子供達の保育園内外における日常を豊かに再現して遊ぶことができます。

豊かな遊び環境による学び

園庭について

思い

私達はまず、保育園の園庭とは何かを考えました。
そこで、保育園の歴史を振り返ると、保育園が多く整備された昭和40年~50年は地域の田んぼや里山も子ども達の近くに自然がありました。

一方公園に遊具は少ない時代でした。そんな環境の中、保育園は子供達のより良い発達のための施設として、砂場・鉄棒・ブランコ・雲梯・ジャングルジムなどの機械器具を整備しました。

時は経ち、現在、公園には沢山の遊具があります。公園だけでなく商業施設等にも充実した遊具があります。その一方自然と親しむ機会は減少しました。そして快適な生活と引き換えに季節を感じる機会も減りました。また、移動も車が中心となり身体を動かす機会も減少傾向にあります。私達は子供たちの健全な発達を目指す保育所にとってどのような環境が理想なのかと検討を重ね、テーマを「里山とグランド」とし以下の目標を設けました。

  • 安全である事

  • 心身の発達の場

  • 自然体験の出来る場

  • 子ども達が感動できる場

園庭についての思い
里山パート

里山パート

四季の移ろいや実りを体験できる里山。保育園の子ども達は長時間、長期間保育園に通います。だからこそ木々の成長や実りなどゆっくりとした成長も体験する事が出来ます。昨年クラスで飼っていたいたカブトムシが産んだ幼虫を覗いたり、春になるとオタマジャクシを見たり、冬には落ち葉のプールで遊び季節の変化を五感で感じることが出来ます。また、スリルや夢中になれる遊具もあります。

グランドパート

人工芝のターフは危険も少なく、ずり腹やハイハイしかできない乳児や、歩き始めた子ども達にも安心して過ごす子が出来ます。また、砂ぼこりや汚れも付きにくいため汚れを気にせず気軽にグランド遊びができ、外に出る機会も増えました。

絵本について

絵本に親しむことは、子供に豊かな情操の発達と精神的な安定をもたらします。
そしてなにより大人と子供とのとても深く温かいつながりを作ります。
鈴の音保育園では、絵本環境を充実させることによって、
子供達がいい絵本にたくさん出会えるよう心がけています。

絵本について

絵本に対する基本的な考え方

  • 絵本とは、大人と子どもの楽しめるもの。
  • 絵本とは、「役に立つ」「ためになる」ものではなく、純粋な楽しみ。
  • 絵本とは、繰り返し読んであげるもの。
子供達の絵本との関わり

絵本環境

ホールに絵本文庫を、各クラスに絵本コーナーを設置し、子供達がいつでも絵本に親しめる環境作りをしています。蔵書は、新旧含め、絵も文章もすばらしく本当に子供のためを思って作られた絵本を厳選し揃えています。

子供達の絵本との関わり

日々の保育の中で各クラスにある絵本コーナーで子どもたちは好きなときに好きな絵本にふれあうことができます。保育士も子どもたちの「読んで!」というリクエストにできる限り応えるよう努めています。絵本コーナーの絵本は、子どもたちの興味や季節に応じて随時入れ替えています。また、それぞれのクラスお部屋で読み聞かせの時間も毎日あります。

鈴の音文庫

絵本が楽しいと、そう感じてくれる子どもが一人でも増えてくれたら・・・
という思いから私達は子どもの視線に合った絵本選びをしています。そのために鈴の音文庫では出版社、作家順ではなく、職員が一冊一冊に目を通し絵本の大まかな対象年齢を吟味し明示しております。